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HIP HOP!とは?10の言葉

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「THIS IS HIP HOP!」(2020年9月26日オンライン開催)では、さまざまな意見が交わされました。パネリストの発言を紹介します。人生を変えたり、新たな視点や前向きなインスピレーションを与えてくれる言葉を感じてください。

約500人が見守った This is Hip-Hop! 好き嫌いが極端に分かれるHIP HOPですが、このイベントではHIP HOPがいかに人生を変え、個人的な体験に光を当て、対立の解決手段にさえなりうるのかについて、多くの議論が展開されました。

約二時間続いた熱のこもったパネルディスカッションの進行はジョンジー・ディー(イギリス)が務め、パネリストにはアンバー・ギャロウェイ・ガレゴ(アメリカ)、ルカ・”レイジーレッグス”・パトエリ(カナダ)、サイコジ(インドネシア)、スパーシュ・シャー(アメリカ)、Tamura King (日本)、ウィールスミス(シンガポール)を迎えました。年代や文化、経歴もさまざまなパネリストたちが、思い思いの意見を論じました。

イベントを見逃した方は、アーカイブ動画からイベントの様子をご覧いただけます。。引き続きヒップホップとは何か、読み進めてみてください!

HIP HOPは境界と障壁を越える

僕はラップを自国語でやってるんだ。詩もライム(韻を踏むこと)も、ここ(インドネシア)ではおなじみのものだしね。大昔から、インドネシアの文化にあるものなんだ。母国語でラップを作り始めたら、これはイケる、って思った。どんな物語を語るにしたって、アメリカのHIP HOPのコピーみたいな詩を書かなくていいんだから。僕はインドネシアを感じられるラップを作るよ。日常っぽいやつさ
サイコジ

父の出身はアフリカのガーナで、母は日本です。そして私たちは全員、日本生まれの日本育ち。私たちみたいなファミリーは滅多にいないから、日本で私たちが置かれた状況は、ある意味特殊。私たちの作品はこのような状況下における体験に触発されたものです。Tamura Kingが表現しようとしているのは、日本で暮らす中で自分たちがした体験や、多数派の日本人と自分たちとの違いです。私たちにしかできない体験が、HIP HOPへの道を後押ししてくれました
Tamura King マナ

This is Hip-Hop Event Recap: 10 Important Quotes about Hip-Hop

画像の説明。ディスカッションのスクリーンショット。画面中央でスパーシュは「素晴らしい。声なき者のための声。ですよね?」とコメントしている。左上からジョンジー・ディー、サイコジ、スパーシュ・シャー、アンバー・ギャロウェイ・ガレゴ、国際手話通訳のセザール・トレス、Tamura King、ウィールスミス、ルカ・”レイジーレッグス”・パトエリ。

HIP HOPは高める

HIP HOPは、あらゆる年齢・人種・性別・能力の人たちがつながり、一体になって人生の逆境も成功も謳いあげる、一つの文化なんだ。
たった今、僕らがやってること、これがHIP HOPだよね。人と違ってるってことが強みになるっていうのもHIP HOPだ
ルカ・”レイジーレッグス”・パトエリ

世界中にいるアーティストのみんなに伝えたいことは、積極的にHIP HOPコミュニティに参加して作品へのアクセスを広げることには、大きな意味があるということ。アーティストが作品へのアクセスを提供するということは、HIP HOPコミュニティに作品を届けるだけではなく、ファンへのメッセージにもなるから。それに、他のアーティストにとっても、コミュニケーションへのアクセスを提供するきっかけになるでしょう。どんどんそうやっていくことで、解決策やコミュニケーションへのアクセスの一部となっていけば、それがますます増えていく。そうしていく中で、お互いの存在感を高め合っていきましょう
アンバー・ギャロウェイ・ガレゴ

HIP HOPは主張

世の中で起こっていることについて、現実を認めたがらない人は多いわ。でも、HIP HOPは私たちが上っ面しか知らないことに光を当てる役割を果たしてる。抑圧の物語や体験、それを自分で経験したり、見たりしたことがなかったら、何が起こっているのか、本当のところは分からないわ。私が思うに、白人の多くが、ドラッグのことや銃の撃合いがなぜ問題になっているのか、分かっていない。それは現実であって、あるコミュニティでリアルに起こっていることなのにね。この状況がスタート地点なのよ。長い間、それこそ何世代にもわたって、きびしい抑圧にさらされてきた文化がついに語られるようになり、より多くの人がその物語を聴くようになった。それを可能にしたのがHIP HOPよ。今、私たちは、コミュニティとして、人として、そういうパワーを持ってる。私たちは、HIP HOPを媒体として、ずっと行われてきた抑圧やそれに対する苦しみを認識できるようになったのよ
アンバー・ギャロウェイ・ガレゴ

自分のコミュニティを代表して何かをやるつもりなら、うまくやるようにしなくちゃ。僕は、2019年にシンガポール建国記念日のパレードに出たよ。メインイベントに出演した初の障害のあるアーティストなんだ。このことで「誰かに希望を与えられたんじゃないかな」って思ってる。「ウィールスミスが出れるんだったら、自分もいけるよね?似たようなもんだし」って。ステージの上にいる僕を見て、自分につなげて考えられる人がいる。「ウィールスミスにあんなことやこんなことができるんだったら、自分にだってできないはずがない」って。大切なのは、君のコミュニティに君の存在と、君がコミュニティの代表だってことを認識してもらうことなんだ
ウィールスミス

This is Hip-Hop Event Recap: 10 Important Quotes about Hip-Hop

画像の説明。ディスカッションのスクリーンショット。画面中央でアンバーは「HIP HOPは繋がりが大事なんだ」とコメントしている。左上からジョンジー・ディー、サイコジ、スパーシュ・シャー、アンバー・ギャロウェイ・ガレゴ、国際手話通訳のセザール・トレス、Tamura King、ウィールスミス、ルカ・”レイジーレッグス”・パトエリ。

HIP HOPはつなぐ

HIP HOPがすばらしいところは、一見かけ離れてたり、まるで違ってたりするアイデアをつなげて、まとめあげるのが、本質的にすごくうまくできるってことにもあると思うんだよね。アイデアをまとめるのは、僕らガチで得意だよね
ジョンジー・ディー

HIP HOPはイノベーション

僕の場合、まず、自己表現の手段を探してる自分がいたんだ。HIP HOPは、業界目線の作られた枠に収まるものじゃなかった。HIP HOPは、自分自身の定義から始まるんだ。例えば、自分流のHIP HOPのナラティブを構築するとか。世界のどこにいようと、それは変わらない。こういうマインドセットを持つことは、自分自身のイノベーションに役立ったよ。新しいものを学び続けるって意味でね。HIP HOPそのものも、時代と共に変わってきたよね。80年代のHIP HOP、黄金時代である90年代、そして現代のHIP HOP。思うんだけど、こんなコロナ禍にあっても、HIP HOPなマインドセットを持ってたら、ひきこもってないで、新しい状況に合わせて前に進む助けになったりするんじゃないかな。自分で自分に聞いてみたんだ。HIP HOPは自分に何をしてくれるのか?自分のエネルギーをどう使えば、創作のイノベーションや新しい方法の発見につながるのか?ってね
サイコジ

HIP HOPは癒し

小さい頃、僕にとってHIP HOPは絶対に「ダメ」なものだった。でも、HIP HOPは悪魔の音楽じゃないことが分かってきたんだ。真っ当な使い方をすればね。HIP HOPを真っ当に使いこなせば、この世界に良い変化を生みだせて、しかもその効果を長続きさせることができる。それを教えてくれたのもHIP HOPだ。僕にとってHIP HOPは、ずっと癒しだった。誰にも言えないことがあるときは、いつもそのことをラップにしたり、歌にしたりするんだ。これが、HIP HOPと僕の関係性だ。HIP HOPは韻を踏んだ詩の究極の姿なんだ。それに、HIP HOPなら本当の自分をそのまま表現できる。苦しみや“障害”、抑圧があってもね
スパーシュ・シャー

HIP HOPは身体で楽しむもの

私たちが住むこの世界は、多様性に富んでいる。このことを忘れないようにするのが大切だと思うの。だからこそ、音楽へのアクセスはとても重要だと。でもそれは、ただ音楽を聴くということだけじゃないわ。音が聞こえる人は、耳から聞くこと、耳の機能、そしてそれらが音楽体験にどう役立つのかに重点を置きすぎることがある。でも音楽は、実際には魂で体験するものよ。全身で感じる体験であり、耳だけがすべてではないわ
アンバー・ギャロウェイ・ガレゴ

上記の発言は編集・要約されたものです。

THIS IS HIP-HOP! A True Colors Digital Event
THIS IS HIP-HOP! 英語音声(日本手話、日本語字幕)
This is Hip-Hop!: ダンス動画
This is Hip-Hop! 英語音声(国際手話、英語字幕動画)
This Is Hip-Hop! - A True Colors Digital Event 予告動画

True Colors Festival 2020/2021

True Colors Festival(トゥルーカラーズ フェスティバル)は、パフォーミングアーツを通じて、障害・性・世代・言語・国籍など、個性豊かな人たちと一緒に楽しむ芸術祭です。誰もが居心地の良い社会の実現につなげる試みです。

世界的な危機により、私たちは身近な人たちと引き離される経験をしています。でも、だからこそ人とつながること、共に楽しむことの大切さを再認識しました。

新たな環境で、アーティストと観客が、どうやって体験を共有し、共に楽しむことができるのか。みなさんと一緒に考えながら、プロジェクトを展開していきます。

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