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自分の変化をとらえ続けること

アーティスト/ WEAR YOUR True Colors ARTIST LINE参加アーティスト

コムアイ(水曜日のカンパネラ)

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「WEAR YOUR True Colors」でデザインしたTシャツには「genre??」という言葉をプリントしました。ジェンダーについて考えたときに、私は1人の人間に男も女も内在していると思っていて。その割合は常に上がったり下がったり、どっちも高かったりどっちも低かったり、その時々で変動していると思うんです。私も常に100%女だっていう感覚はないし、他者に対してもそう思います。
そういうことを表現したいなー、と相談したら「ノンバイナリー(※)」という言葉を知りました。男と女の二項対立で表現しようとしていたこと自体が自由でないかもと思って。

この10年くらいで性別を表す言葉って本当に増えていますよね。でもその新しい性を付けたら付けたで、その言葉じゃないとも思ったりして。カテゴライズすることって、どういう意味があるんでしょう?
自分はトランスジェンダーだ、女だ、クィアだ、って分類して言い切ることで、それではない自分がこぼれてしまう感じがする。
大事なのは、言葉はうまく利用するだけにして、自分の実情の変化を実直にとらえ続けていられることだと思います。
音楽でもそう。私の音楽はエクスペリメンタルだと思うと実験的じゃなくなるし、ダンスミュージックだと思ったら面白くないし、区切って断定してしまうとその中にとらわれてしまう感じがするんです。
自分がしたいことやできることは、ジャンルにとらわれないはずってみんな思ってるんじゃないかな。それで、「genre??」という言葉にしました。
※ノンバイナリー……男と女など、既存の性別のどちらにも当てはまらない考え。ジェンダークィア、Xジェンダーと同義。

文・構成=原口さとみ
修正=日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS
写真=佐竹邦彦

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True Colors Festival 2020/2021

True Colors Festival(トゥルーカラーズ フェスティバル)は、パフォーミングアーツを通じて、障害・性・世代・言語・国籍など、個性豊かな人たちと一緒に楽しむ芸術祭です。誰もが居心地の良い社会の実現につなげる試みです。

世界的な危機により、私たちは身近な人たちと引き離される経験をしています。でも、だからこそ人とつながること、共に楽しむことの大切さを再認識しました。

新たな環境で、アーティストと観客が、どうやって体験を共有し、共に楽しむことができるのか。みなさんと一緒に考えながら、プロジェクトを展開していきます。

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